UNI-SQUARE
新卒採用を変革し、会社の成長に貢献

UNI-SIGHT7月号から9月号の『UNI-SQUARE』は、UNIVA AWARDS 2021の栄えあるWINNERSをご紹介します。7月号の『UNI-SQUARE』に登場いただくのは、ユニヴァ・ペイキャスト(以下、UPC)の矢島かれんさんです。2018年に新卒でUPCに入社した矢島さん。管理部に所属し、人事と総務を兼任してきた矢島さんは、2019年に新卒採用を任されました。自身が新卒採用でUPCに入社した際に感じた課題感をチャンスに変え、新たな新卒採用体制の確立を目指しました。就活生の気持ちに寄り添い採用に成功しただけでなく、会社の成長につながる採用体制を確立した若手社員の挑戦をご紹介します。
5年前の自分が感じた不安を施策に

2018年に3年ぶりの新卒採用をして以降、毎年2名から4名の新卒社員を採用しているUPC。2022年4月1日、新たに4名の新卒社員を迎えました。しかも選考参加者は過去最大の44名という快挙です。これは、会社の魅力が学生に伝わったという何よりの証。新卒採用体制に大きな変革をもたらし、採用だけでなく会社の成長に大きな貢献をしたことが評価され、UNIVA AWARDS 2021のWINNERに輝いた矢島さん。採用体制を見直そうと思ったのは、5年前の自身の経験が基になっているといいます。
「私が就職活動をしていた2017年のUPCは、会社として2回目の、しかも3年ぶりの新卒採用でした。当時の私は、マスコミ業界や広告業界の就職を目指して忙しく活動をしていました。そのような中で当時広告関連の事業も行っていたUPCに興味を持ち、選考に参加して内定をいただいたんです。ただ、選考途中も、内定をいただいてからも、入社した後も、会社の体制に不安を感じることが多かったんです」
当時は、面接の合否や次の面接の日時の連絡が遅く、他社の就職活動のスケジュール調整に苦労したそうです。また、入社後も研修直前まで研修内容が決まらなかったり、フォロー体制も整っていない状態で、疎外感を感じることも。そんな自身の体験から、新たな採用体制や入社後のフォロー体制の構築を目指し、矢島さんの挑戦が始まりました。
学生の気持ちにしっかり寄り添うことで課題感を解決し、新たな新体制で優秀な人材を採用するだけでなく、会社全体の意識向上と成長する仕組みの確立を目指したのです。
「待ち」の採用から「攻め」の採用へ

矢島さんがまず取り組んだのは採用手法の見直しです。それまではリクルートサイトに企業情報を掲載し、学生のエントリーを待つ方法でした。
「UPCの主な事業である決済代行業は、学生にはまだまだ認知度が高くありません。リクルートサイト内で検索してヒットする可能性は低い。また、職種でヒットしたとしても、決済代行業のイメージが湧かないので、なかなかエントリーにつながらないことが課題でした」
この課題を解決するために、UPCでは2019年以降オファー型や合同説明会など様々な採用手法を試していました。その中で、今回矢島さんが選んだのは「JobTryOut(ジョブトライアウト)」という4〜5企業が参加するイベント型の合同選考会です。イベントには、50〜70人の学生が参加し、学生と企業がお互いに評価し合います。企業は自社の強みや魅力をプレゼンテーションする機会を得られ、興味のある学生に直接アプローチすることも可能です。
「決済代行業というわかりづらい業界だからこそ、自分達の言葉で仕事の内容や会社の強み、そして社員の魅力をアピールできることにメリットを感じました。また、イベントの中で学生が難題に対しグループワークをするのですが、それに取り組む姿勢を見ていると性格や人柄がとてもよくわかるんです。UPCが求めている『どの部署に入っても活躍できる人材』を見つけやすい点もメリットに感じています。イベントで使用する配布資料の制作やプレゼンテーションの準備などに時間と労力はかかりますが、直接選考につながるという点でも当社に一番マッチした採用手法だと判断しました」と矢島さん。
費用面、採用効率ともに手応えを感じ、2023年入社の新卒採用にもこの「JobTryOut」を利用することが決まっています。
UPCの素晴らしさを伝えたい

UPC社長の中尾さんと会議している矢島さん
矢島さんは会社パンフレットやプレゼンテーション資料を一新。さらにUPCのHP内の採用ページをリニューアルするなど、就職活動をしている学生の目線に立ち情報発信に努めました。
「これまで人事部で制作していた会社のパンフレットやプレゼンテーションのスライド資料などを、マーケティング部の力を借りて制作しました。クオリティの高いデザインやコピーのおかげで、学生の興味や関心を惹くことができたと思います。また、公式LINEやInstagamなどSNSにも力を入れて定期的に情報発信をしたのも、UPCの採用ページをリニューアルしたのも、会社の雰囲気をリアルに伝えたかったからです」
リニューアルした採用ページには、先輩社員がUPCを選んだ理由や仕事の内容などを紹介し、「学生が知りたいこと」に寄り添った内容になっています。また、福利厚生の内容も詳細に紹介する他、残業時間や休日日数をデータで客観的に見せるなど工夫も見られます。
「UPCの強みは、社員の人間性と働く環境の素晴らしさです。失敗を歓迎してくれる成長できる環境で、挑戦を応援してくれるNAKAMAがいること。それを伝えるのが、私の役目だと思っています」と矢島さん。
矢島さんはイベントや社員座談会、ランチ会などを企画し、さまざまな社員を巻き込みました。既存の社員は新卒採用を「自分ごと」として捉え、快く協力してくれたといいます。また、学生たちは様々な角度から会社のことを知ることができ、入社へのモチベーションが上がるだけではなく、入社後のギャップを最小限に抑えることができています。
OJT期間を3倍にして生まれた会社の変化

そして最も大きな新卒採用における体制の変革がOJTです。2020年までOJT期間は2ヶ月で、全ての部署を1週間ずつ経験するというものでした。2021年からはこのOJT期間をそれまでの3倍の6ヶ月間にしたのです。
「2ヶ月を各部署均等に割り当てる関係上、一つの部署に関わる期間が短いため、一部の若手社員だけとしか関わることができなかったんです。正直、会社のことや各部署の業務内容や他部署との連携などを新入社員が把握できる内容ではありませんでした」
2ヶ月だったOJT期間が6ヶ月間になったことで、各部署を約1ヶ月間経験することに。この変化によって、一部の社員だけでなく、全社員が新入社員研修を担当することになったのです。
「OJTをきっかけに、既存社員に変化が生まれました。それまで苦手意識が強かったことに挑戦し苦手を克服した社員や、『後輩に教える』ことで成長した社員など、既存の社員の成長は想像以上でした」
新卒採用という大きなプロジェクトを全社員が「自分ごと」として捉え、自身の成長につなげているのです。また、OJTを通じて新入社員と深く関わることで、『この部署にも新入社員が欲しい! 』という声も数多く上がり、2021 年には新卒で初のエンジニア採用に成功しています。
コロナ禍で目まぐるしい変化の中でも、学生たちのニーズや不安にしっかりと寄り添いながら、オンラインでも社全体に一体感が生まれる工夫を凝らし、社員全員で新入社員を迎える体制を整えたといいます。今後の目標について矢島さんは言及します。
「OJT期間中のフォローアップをより強化したいです。また、大阪でも新卒採用をしていく予定です。関西エリアでも、良い人材とご縁が繋がるように会社の魅力をPRしたいと思います」
最後にUNIVA AWARDS 2021受賞の感想を矢島さんにお聞きしました。
「本当に嬉しかったです。UNIVA AWARDSにエントリーしたのは今回が初めてです。Shining Starの皆さんのスピーチに圧倒されました。素晴らしい方々の中から私を選んでいただいたことに心から感謝しています。今後も学生それぞれに寄り添った採用方法で優秀な人材を確保しつつ、会社にも貢献して行けるよう努めます」
矢島さん、この度の受賞、本当におめでとうございます!
素敵な取り組みと、UNIVA AWARDSでのプレゼンでした。
>新卒採用という大きなプロジェクトを全社員が「自分ごと」として捉え、
これ、本当に大事です。そして、言うは易し!
一歩一歩でも、着実に実現していってください!
また来年の進化と、AWARDSエントリーをお持ちしています。