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シェアリング・エコノミー
2025年6月30日。日本は梅雨真っ只中。とはいえ、真夏日とゲリラ豪雨の異常気象。
日本には四季がなくなったなどともいわれる。
ここ数年あちらこちらに傘のレンタルブースが見受けられるようになった。
アイカサという会社が始めた傘のシェアリングビジネスだ。
日本では、急な雨に対応するためにビニール傘をコンビニで購入し、そのまま放置・廃棄するという消費行動が根強く、年間で約8,000万本もの傘が消費されているとされる。これは環境への大きな負担であり、都市の美観や廃棄物処理の観点からも課題が多い。こうした背景のもと登場したのが、傘のシェアリングサービスである。駅や商業施設に設置されたスタンドから傘を借り、別の場所で返却できるこの仕組みは、利便性だけでなく、環境負荷の低減にも寄与している。
この傘のシェアサービスは、単なるツールの共有にとどまらず、都市の機能や人々の行動に変化をもたらしている。まず、突発的な雨に対して「傘を持ち歩く」ことを前提としない新たな移動の自由が生まれる。加えて、シェアステーションとなる商業施設やカフェは、利用者の滞留や購買を促進することで地域経済にも貢献する。さらには、利用データの蓄積を通じて都市の人流や気象対応を最適化するスマートシティ化の一翼を担う可能性も秘めている。
資本主義における企業の目的は一義的には利益の追求であるが、シェアリング・サービスのような新しいプラットフォームや消費者の経済行動を変えることで改善をもたらし、社会課題を解決、ひいては制度や政策レベルまでをも変革を遂げさせる。
このような事業を手掛ける人を政策起業家(Policy Entrepreneurs)と呼ぶらしい。
YouTubeの登場により著作権を取り巻く環境が変わり、新しいマネタイズの方法が生み出され、ソーシャルメディアの礎が築かれた。
Uberは日本では「白タク」だが、ライドシェアという新しいサービスにより道路交通法が変わりつつある。
Airbnbは旅館業法に民泊新法を追加させた。
タイミーのサービス開始でスポットワークという習慣が根付きつつある。
政治の劣化が叫ばれて久しい。
自業自得かも知れないが、政治家は常に批判の矢面に立たされ、揚げ足をとられ不当な評価を押し付けられる。子供たちの「なりたい職業ランキング」に政治家は入っていない。
かつて東大の就職先の1位は霞が関だったのに、今では外資系コンサルだ。
「政治が世の中を変える」時代は終わりつつあり、「経済が現実を設計する」時代へと移行している。もちろん、経済活動には規制と倫理が必要であり、政治の役割が完全に不要というわけではないので、政治が劣化していると一言で放置してはいけない。
しかし現実として、変革の原動力は経済にシフトしている。
UNIVAグループで我々NAKAMAが行っている経済活動という社会参加は明るい未来への一歩だと信じたい。
「政策起業」という視点を武器に、さぁ!世界を変える旅に出よう!!
なんてねっ。
株式会社ジークス
代表取締役 中谷 文明