UNI-SQUARE

ZYX「賢さと愚直さ」で勝ち取った
悲願のCompany of the Year

5月号から8月号までUNI-SQUAREではUNIVA AWARADS2022の映えある優秀社/者をご紹介します。5月号はCompany of the Yearの栄冠を手にした株式会社ジークス(以下、ZYX)です。

東京五輪を控え過去最高益に従業員の士気も上がっていた2020年春、コロナ禍で全てが一変します。セールスプロモーション事業を主軸とするZYXは、予定していたほぼすべての案件を失いました。その額10億円以上。その後の苦しい時間をZYXがどう過ごしたのかは、2022年の売上額を見れば一目瞭然です。わずか2年で4.8倍に値する25億円という脅威の数字を叩き出しました。数字はもちろんのこと、苦境を乗り越えたチーム力、新しい挑戦に臨む勇敢さは、Company of the Yearに相応しく満場一致の受賞となりました。ZYXの皆さん、おめでとうございます。コロナ禍のドン底から栄光の受賞までの軌跡をZYX代表取締役の中谷文明さんと代表執行役チーフプロデューサーの唐木田光志さんにお話を聞きました。


「大丈夫だ!死にゃあしねぇ!」で乗り切ったコロナ禍

1986年の創業以来、ZYXの主力製品はイベントを強みにしたセールスプロモーション事業でした。周知の通り、コロナで大小問わず全てのイベントは中止になり2020年4月に迎えた危機はZYX史上最大だったと中谷さんは話します。

「これまでだってバブル経済の崩壊やリーマンショックにも翻弄されましたよ。それから阪神大震災や東日本大震災の時の売上減だって相当なものだった。だけど今回のコロナが過去一ヤバかったよね。何が一番辛かったかって、いつになっても終わりが見えないことじゃないかな。結局3年間やられ続けたからね(笑)」

そんな終わりの見えない苦しい時間を乗り越えた背景にZYXの秘密の合言葉がありました。

「大丈夫だ、死にゃあしねぇ」
※詳しくは5月号のMESSAGEをご覧ください。

パニック障害と共に生きてきた中谷さんが人生で幾度となく助けられたこの言葉が、コロナ禍でZYX全体を鼓舞し続けたのです。

コロナ禍で売上が減り続け、新たな案件も受注できない中、マスクを1500万枚販売した経験も。他にも抗原キットや顔認証のサーモカメラの販売など、文字通りできることはなんでもやって売上を積み重ねた2020年。全社員が「諦めるもんか!」と歯を食いしばり、とにかくアポイントを入れ続けた中で出会ったのがオルツ社の『AI GIJIROKU』です。『AI GIJIROKU』は議事録をリアルタイムにテキスト化するサービス。利用しているNAKAMAも多いのではないでしょうか。『AI GIJIROKU』の販売パートナーとして2021年5月にオルツ社とアライアンスを締結します。

「確かにこれまでの事業領域ではないので戸惑いがなかったかと言えば嘘になります(笑)。でも当時は『成功させる』以外に選択肢はありませんでした」

そう当時を振り返る唐木田さん。ZYXが35年間培った商品を販売するノウハウや協力会社のネットワーク、広告手法と営業力をフル活用し、他のディストリビューターと比べ、ダントツの売上に貢献したZYXチーム。この脅威の数字を叩き出した戦略を聞きました。

AI GIJIROKUは“棚からぼたもち”??

「とにかくZYXの資産をフル活用したに尽きます。自社の営業力でセールスを展開し、さらに数字を伸ばすためにSP事業で付き合いのあるパートナー企業に代理店になってもらったのが大きかったね」(中谷)

代理店の数は20社以上!広告代理店や新聞社など、営業力の高い企業との二人三脚で成果拡大を実現。苦楽を共にしたつながりや関係性があったからこそ、スピード感をもって成果につながったのです。さらにZYXはサポートデスクを自社で開設し、ユーザーの声をオルツ社の開発者に伝え、ユーザービリティの改善に大きく貢献します。

「ユーザーの要望からクレームまで全てを拾い上げ、それを迅速かつ正確に先方に伝えました。サービス面ではまだまだ改善しなくてはいけない部分がたくさんありますが、契約離脱を最小限に留めることにも大きく貢献できたと思います」

と唐木田さん。しかし中谷さんからは思いがけない言葉が飛び出しました。

「AI GIJIROKUは『棚からぼたもち』なんだよ。つまり最大の危機の時に神様がくれた思いがけない幸運ってこと。でも『ぼたもち』はいつか腐るから、そこに依存しては絶対にダメ。つまりSP事業で事業領域を広げながらAI GIJIROKU事業もさらに成長させる必要がある。もちろん、これまでの資産が活かせる新規事業があればチャレンジし続けますよ」

それが証拠にオルツ社との関係も単なるセールスパートナーに留まっていません。サービス向上を常に意識しユーザーの声を拾い上げ、開発チームと連携し新機能実装に貢献するなど自社の強みを最大限に活かし、事業領域をますます拡げています。

COY2冠宣言⁈ ZYX の未来

今回、ZYXの取材を通じて感じたのはZYXのチーム力です。それが証拠にZYX史上最大の危機的状況の中で社員が1人も辞めていません。コロナ禍では取引先には「コロナが落ち着いたら」と断れ続け、終わりの見えない状況の中、マスクやサーモカメラの販売など全く畑違いの仕事を余儀なくされたはず。“転職”の選択肢が等しくある中で誰1人として去らなかったのは何故なのか。疑問に思った私は久々にZYXのHPを開きました。そこにヒントがありました。

「賢さ」と「愚直さ」

これがZYXの強さの秘密なのではと中谷さんに聞きました。

「どうだろうね(笑)我々の事業領域はコミュニケーションなんですよ。人々の価値観や、交流するツールや技術も目まぐるしく変化する事業領域の中で、瞬時に対応するために必要なのが『賢さ』。その背景には35年間蓄積された知見や経験がある。でも、仕事を請ける身として“先生”になってはいけないと思っていて。そういう意味での『愚直さ』をもうひとつのポリシーにしてるんだよね」

どんな仕事にも真摯に向き合うこと。常識にとらわれないこと。
そうやって仕事をする社員が疲れ果てて帰ってきた会社は、安心安全で豊かな場所でなければいけないと中谷さんと唐木田さんは話します。

イベントを強みにしたセールスプロモーション事業に留まらず、広告をはじまりとした付帯するコミュニケーション事業を拡げ伸ばす会社に進化したZYX。今年度の目標や目指す未来を教えていただきました。

「SP事業でいうと、これまでの飲食店や化粧品といったクライアント以外に、プロモーションで貢献できる事業者を広げることが必要だと思います」(唐木田)

「マーケットもようやく動いてきたので、もうコロナのせいって言えなくなる(笑)これまで通り愚直に営業するだけ。今年度の売上げ目標は30億円。去年から120%成長させたら来年も(Company of the Year)獲れるよね?」(中谷)

なんと2冠宣言です!史上初の2冠なるか。NAKAMAのみなさん、負けていられませんね!!

最後にCompany of the Yearの感想をお聞きしたいのですが、実はZYXは毎年UNIVAグループ総会の運営に関わっていて、Company of the YearのことはZYXに言わないでと強くお願いしていたのです。でも、みんな「プロデューサーの唐木田さんには隠せないな〜」と(笑)。実際、バレてました??

「いや見事に騙されました」唐木田さんは笑いながら言いました。

「なんか変だな〜、怪しいな〜とは思ってたけど(笑)」(中谷)

では中谷さん代表して、改めて感想をお願いします。

「受賞の覚悟はしてました(笑)業績、数字云々はもちろん大事なんだけど、本当にこの3年間ずっと一緒にやってきたZYXの皆さんを誇りに思っています。ありがとうございます」

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