UNI-SQUARE
キャリアは、動いた人から変わっていく
――2人のNAKAMAが証明した“挑戦のリアル”

前号では今年3月に始動したばかりの「UNIVAキャリアチャレンジ」をご紹介しました。そしてUNI-SQUARE 6月号では、グループ内転職を経験した先駆者といえる二人のNAKAMAをご紹介します。一人は、制度創設期に自ら手を挙げたグループ内転職の先駆者ともいえるユニヴァ・ジャパンの古我裕義さん。もう一人は育児とキャリアの両立を模索しながら道を切り拓いたユニヴァ・コーポレーションの中西英里奈さんです。
動機もタイミングも異なるお二人ですが、その選択の先には共通して「出会い」と「変化」がありました。これは単なる異動や転職の話ではなく、可能性を広げる「挑戦」の物語です。それぞれのストーリーから、グループ内転職の本質に迫ります。
ユニヴァ・ジャパン 古我裕義
ユニヴァ・コーポレーション 中西英里奈
きっかけは好奇心。それでも人生はここまで動く
「UNIVAキャリアチャレンジ」の前身は、2014年まで遡ります。グループ内公募という新たな取り組みがスタートし、その応募者第1号が、当時ジークスに在籍していた古我裕義さん(現・ユニヴァ・ジャパン)だったのです。
当時の古我さんはイベント業務に加え、新規事業の企画にも関わっていました。『CRM』という顧客満足を軸に収益を最大化するという考え方に面白さを感じていた時に、たまたまタイミングよくユニヴァ・ソーシャル・コマースの募集を『UNI-SIGHT』で見つけたことから全てが動き出しました。「募集の知らせを見て、無性に興味を持ったことを覚えています。」と古我さんは振り返ります。
そんな古我さんの応募の理由は、「どんな会社なのか知りたかった」という究極にシンプルな回答でした(笑)。未知の環境に対する不安よりも「どんな人と出会えるのか」という好奇心が勝り、気がついたら応募していたと笑う古我さん。そして、その小さな一歩から古我さんのキャリアは大きく動き始めます。
ソーシャルコマース事業を経てナチュラリープラス日本へ転籍し、システム関連の仕事を任されます。4年後、新規事業『ユニヴァ・マルシェ』の立ち上げに参画し、在庫管理や受発注、カタログ制作などをゼロから担いました。「今思えば良い経験だったけど、当時は1日24時間じゃ足りなくて、毎日忙殺されていました」と話します。
その後、総務課へ異動になった時にユニヴァ・ジャパンの姥谷社長と縁があり、同社のファシリティ事業部に転籍しました。最初のグループ内異動から12年。その歩みは一つの会社にとどまるものではなく、グループを横断する挑戦の連続でした。
“人が好き”が最強の武器に
数多くの異動と環境変化を経験する中で、古我さんの軸となっているのは「人が好き」という想いでした。
「仕事以上に『人』が好きなんです。人が好きだから、なんとかしたい、なんとかしないといけない、そうした想いが『働く原動力』になりました。」
「人」を根本に考えると、自然と不安は気にならないと話す古我さん。想像と異なる出来事や困難に直面した時も、「最初はストレスでも、今ではそれすら楽しめるようになった」と語ります。「自分とは違う、考え方、感じ方、思い方、性格、気性、仕事や生活のスタイルといった個々の哲学に触れることができたとき、共感や共有が生まれ、日々過ごす中での満足度が高くなる」と。そうした姿勢が、結果として多くの出会いを生み、その出会いが次のキャリアにつながっていきました。
古我さんが繰り返し言う「挑戦は出会い」という言葉の通り、新しい環境に飛び込むことでしか得られないつながりがあります。そして、その積み重ねが今の古我さんをつくっています。12年にわたるグループ内での経験は、スキルや実績以上に、人との関係性こそがキャリアを広げていくことを証明しています。
“このままでいいのか”という歯がゆさが原動力に
中西英里奈さんにとってのグループ内転職は、前向きな挑戦というよりも、現実的な課題と向き合う中での決断でした。
中西さんが在籍していたナチュラリープラス日本では、営業アシスタントとして営業スタッフからの依頼に基づく資料作成や事務処理のサポートに加え、会員からの問い合わせ対応や各種手続きのサポートを行っていました。その後、育児休暇を経て、時短勤務で復職した中西さんは、どのお母さんも直面するように、お子さんの体調不良による急な呼び出しや欠勤が増え、出産前と同じ働き方に限界を感じていました。
中西さんは「出社を前提とした業務では、みんなに迷惑をかけてしまう。このままでいいのだろうか、と歯がゆさを常に抱えていた」と当時を振り返ります。そんな時に声をかけられたのが、モバイル事業の立ち上げでした。
約10年在籍した環境を離れることへの不安や、新しい場所で自分が通用するのかという迷いは大きかったといいます。それでも「挑戦したい」という思いと、「やるしかない!」という覚悟で一歩を踏み出しました。モバイル事業では、顧客対応に加え、委託先の管理や決済処理など幅広い業務に携わり、その後は経理部門へ。
未経験からのスタートで戸惑いもありましたが、一つひとつの業務を積み重ねながら新しい領域へと踏み出していきました。
不安はなくならない。でも、助けてくれるNAKAMAがいる。
新しい環境の中で、中西さんを支えたのは周囲の存在でした。
「わからないことがあっても助けてくれる人がいる。」その安心感が、不安を乗り越える力へと変わっていきました。また、フレックス制度や在宅勤務といった柔軟な働き方を活用できるようになったことで、仕事と家庭の両立も実現しました。「思い切って飛び込んでよかった」と語る言葉には、その実感がにじみます。
さらに、グループ内転職だからこそ得られた価値として感じているのが「つながり」です。異なる会社に移っても、これまでの同僚と再び関わる機会があり、それが安心感や支えにつながることがグループ内転職の良さだと中西さんは語ります。
これまで経験のなかった業務に挑戦でき、新しいことを学びながら仕事ができる環境だからこそ、キャリアの幅が広がり、やりがいにもつながっています。不安の中で踏み出した一歩が、自分の可能性を更新していく――その実体験は、挑戦が特別な人のものではなく、誰にでも開かれていることを教えてくれます。
最後に、古我さんと中西さんからNAKAMAへのメッセージです。
「挑戦は出会いです。出会いがないと冒険もチャンスもないです。また、自己との向き合い方にも直面します。自分を変えようと思う方は、ぜひ!」(古我さん)
「新しい環境に飛び込むことに不安を感じる方も多いと思います。でも、時には思い切って飛び込んでみる勢いも必要だと思います。周囲の方のサポートを受けながら一歩踏み出してみることで、自分の可能性が広がるきっかけになるはずです。」(中西さん)
キャリアのかたちは人それぞれ。でも、共通しているのは「一歩を踏み出した」という事実です。好奇心からでも、葛藤の中からでも、その一歩が新しい出会いと変化を生み出します。
グループ内転職は単なる制度ではなく、自分の可能性を広げる選択肢のひとつです。お二人のストーリーが示すように、その先にあるのは、これまで知らなかった自分と、まだ見ぬつながりです。ぜひ、心動いた方から、一歩を踏み出してみてください。