UNI-SQUARE

UNIVA AWARD2021
Company of the YearのNPSG
「禍」を「機」に変えた悲願の受賞

NPSGスタッフ

UNI-SIGHT6月号から9月号の『UNI-SQUARE』は、UNIVA AWARDS 2021を受賞したNAKAMAをご紹介します。6月号の『UNI-SQUARE』に登場いただくのは、UNIVA AWARDS 2021のCompany of the Yearを受賞したナチュラリープラス・シンガポール(以下、NPSG)の最高責任者である畑瀬慎一郎さんです。

2016年、NPSGは会社存続の危機に直面していました。当時の赤字額は、過去最大となる380万SGD(約3億1千万円)。そんなNPSGを救うべく、2017年にGMに就任したのが畑瀬さんです。その後、経費削減や売上改善に努め、赤字額を減らし毎年増益を続けてきたNPSG。そして2021年、新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮う中、2008年のNPSG設立以来初となる13万SGD(約1,060万円)の黒字を達成しました。

この不況の中、そしてMLMビジネスにおいて「直接会えない」、「移動が制限される」という不利な状況下で、如何にして黒字を達成したのでしょうか。その知られざる受賞までの長い道のりを畑瀬さんに聞きました。


「禍」をチャンスに!
価格アップ&ボーナス減の型破りな施策

畑瀬さん

Juan:まずは、UNIVA AWARDS 2021 Company of the Yearの受賞、おめでとうございます!

畑瀬:ありがとうございます。

Juan:NPSGは、前年の売上を超えて売上目標を達成し、設立以来初となる年間黒字を成し遂げられましたね!最後の最後まで社員一丸となって目標達成に向かって猛進したとお聞きしました。実際、どのような施策が結果につながったのでしょうか。

畑瀬:一番大きかったのは、商品の値上げとボーナスの払出率を下げたことです。

Juan:商品が値上がりするということは、会員の方は、以前より支払いは多くなりますよね。その分リターンは大きくなるか、最悪ボーナスは変わらないのが普通だと思います。それなのに、値段が上がるだけでなく、ボーナスも下がるとなると、会員の方からは不平不満が出たのではないですか?

畑瀬:それは、もちろん猛反発ですよ!商品の値上げとボーナス払出率の引き下げに関しては、私がNPSGのGMに就任してからこの4年間ずっとリーダー達と話し合ってきました。実に4年かかりました。

Juan:具体的にはどれほど価格やボーナスに変更があったのでしょうか。

畑瀬:値上げに関しては1商品あたり8〜12SGD(約650~980円)の増、ボーナスに関しては全体として売上に対し10%以上の減となりました。

Juan:トップ会員の方たちにとっては、その下げ幅はかなり大きなものですね。しかし、4年間反発していた会員の方たちが、今回納得したのはなぜでしょうか。

畑瀬:コロナ禍で会社が危機に陥って。このままでは倒産もしかねないと2020年の末に会員の方を説得しました。会員の方も会社あってのビジネスなので、最終的には理解を示してくれて「一緒にがんばる」と言ってくれました。そんな時に、マレーシアとの国境が封鎖されたんです。この国境封鎖も追い風となりました。

Juan:一体どういうことですか?

畑瀬:シンガポールの会員の中には、国境を超えてマレーシアのジョホールバルという街にあるNPサロンに買い出しに行く人がいました。理由は、同じ商品でも2,000円ほどマレーシアの方が安いから。以前は、NPSGの値上げはマレーシアとの価格差が拡大するとか、みんなマレーシアに買い出しに行ってしまうことが不安だと、そういう意見がリーダーの方から絶えなかった。でも国境封鎖でそういったことを心配する必要がなくなり、不平不満が一気に減ったんです。

Juan:なるほど。国境封鎖によって、誰もがシンガポール国内で製品を購入せざるを得なくなったからですね。でも、値上げ原因で顧客が離れてしまう心配はありませんでしたか?

畑瀬:そこは商品にファンがいるという自信がありました。実際に、愛用者の方たちが皆、シンガポールで製品を購入してくれたおかげで、売上アップに大きく貢献してくれました。

「機」を逃さないための施策

Juan:コロナ禍を、チャンスに変えたわけですね。

畑瀬:とはいえ、試練もありました。一番の問題はインセンティブツアーが実施できないことでした。シンガポールは国土が狭く、国内ツアーを組むことが出来ません。ツアーに代わる、会員の方のモチベーションとなる施策として「すぐにお金がもらえるキャンペーン」を実施しました。

Juan:値上げのタイミングと同じ時期にキャンペーンをうったのですか?

畑瀬:はい、今すぐ使える「現金」を見せることで値上げというネガティブ要素を抑え込む目的もありました。 また、初期投資を早期に回収できるようにすることで、新規の会員の方にビジネスチャンスを感じてもらい、組織の活性化に役立てたいという狙いもありました。

Juan:キャンペーンの結果はいかがでしたか?

畑瀬:大成功でした。2021年1月は値上げ前の駆け込み需要で前期最高売上に。2月は1月の反動を覚悟していましたが、キャンペーンにより予想に対し50%多い売上を出すことができました。

Juan:さらにサミット会員の育成も素晴らしい成果を上げていますね。2020年は新たなサミット会員が0だったのに対し、2021年は5名の達成者が誕生しています。

畑瀬:はい、コロナ禍の影響で活動自体は停滞してしまいます。それはもう避けられない。だったら「売上を作ること」ではなく、「成長を作る機会」にしようと思いました。リーダーたちには自己成長を優先して、「その時」がきたら一気に売上を取りに行こうと話していました。

Juan:リーダーの成長を後押ししたものはなんだったのでしょうか。

畑瀬:次世代リーダーにフォーカスしたオンラインイベントの開催です。日本、台湾、アメリカのトップリーダーの方々にお願いして、オンラインイベントにご参加いただきました。どの回もとても刺激的で、学びの深いイベントになりました。これもコロナ禍で、オンラインイベントだったから実現できたことです。

黒字化までの長く険しいイバラの道

Juan:畑瀬さんのユニークなキャリアについても少しお聞かせください。畑瀬さんは元々ナチュラリープラス・マレーシア(NPMY)でGMを務めていましたよね。一度NPから離れ、転職したにも関わらず、短期間でグループ企業であるNPSGのGMに復職されたのには何か特別な理由があったのでしょうか。

畑瀬:諸事情で日本の企業に転職した後も、NPMYで上司だった岩佐さんとはよく食事をご一緒していました。ある時、近々人事変更でNPSGのGMに空きが出るので戻ってこないかとオファーをいただきました。悩んだ末、お受けすることにしました。実は、マレーシアから日本に帰国した初日に、街で偶然名越総裁とお会いしたんです。そんな偶然あります?(笑)正直、この出来事でNPとの縁を強く感じて、復帰するきっかけになったのも事実です。

Juan:それは、深いご縁を感じますね!それでも、NPSGの業績が大変な状況の中で、重責を担う覚悟が必要だったのではないですか?

畑瀬:はい。3年で年間黒字を達成することが目標でした。戻ってきたからには結果を出さないといけません。黒字化を達成するまでに4年かかりましたが、この期間はかなり厳しいことをしてきました。

Juan:2020年には依願退職者を募って、5分の1の社員が退職したそうですね。

畑瀬:はい。長期的な経費削減や社員の協力がなかったら、今回の受賞はおろか、黒字化も叶いませんでした。残った社員も、一時は給与削減に耐えてもらいました。残業代や、昇給、ボーナスも見直しました。

Juan:それは、スタッフにとって厳しい内容ばかりですね。

畑瀬:それでも、人手不足を残ったスタッフで試行錯誤し、各自が任されたこと以上の職責を全うしてくれました。本当にスタッフ皆を誇りに思いますし、感謝しかありません。黒字化を継続し、お給料やボーナスで、しっかり還元したいと思います。

Juan:畑瀬さん、ありがとうございます。最後に一言お願いします。

畑瀬:実は、私がGMを務めているナチュラリープラス・ブルネイ(NPBN)も2021年は売上目標を達成し、設立以来初の黒字化を達成しました。コロナ禍で、私はブルネイには行くことができていません。現地のスタッフ3名が成し遂げた結果です。この場を借りて、称賛と祝福を贈りたいと思います。NPBNの皆さん、目標達成と黒字達成!おめでとうございます!!

NPBNスタッフ

2 COMMENTS

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“vol102-uni-square JPN” への2件のフィードバック

  1. Samuel Chung より:

    一緒に歩んだ道、経験した事は誇りと思う、良い思い出になりました。信頼と応援してくれた経営陣を始め、リーダー会員さんと我々の家族にも感謝します。

  2. Asakura @ UNIVA より:

    経費節減に、リストラ、、、誰もがやりたがらない仕事を成し遂げて、(すると会社の雰囲気も悪くなりますから・・・)その中でまたポジティブに復活させるのは並大抵のことではありません。畑瀬さんの苦労はどれほどのことだったかと思います。しかも、コロナの中にあって、逆ん黒字転換。とても良い記事でした。ジュアン編集長のインタビューもわかりやすいくていいね。

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