UNI-SQUARE
創業156年企業の新たな挑戦
UNIVA Oakホールディングスが描く未来

2月号は、UNIVA Oakホールディングス(UOH)をご紹介します。2023年10月に社名変更したUNIVA・Oakホールディングスは、UNIVAグループ内の事業会社の連携を積極的に推進しています。これまでに2度UOHを紹介しましたが、今回はこれまで以上に詳しくUOHの過去・現在・未来について、UOH常務取締役 グループCOO兼経営戦略室長 宗雪 敏明さんに伺いました。NAKAMAの皆さんが、UOHへの理解を深めていただければ幸いです。宗雪さん、この度はありがとうございました。
創業156年の歴史

グループ事業統括室
Juan:UOHは傘下の事業会社も多いため、企業としての全体像が見えにくい部分があると思います。この機会に、NAKAMAのみんながUOHをより理解するきっかけとなればと思いますので、これまでの取組みや現在の事業、そして未来の展望まで幅広くお聞かせください。
宗雪:はい、よろしくお願いいたします。
Juan:UOHはUNIVAグループの中で一番歴史の長い企業ですね。
宗雪:そのルーツは1868年まで遡ります。創業者である平田佐次郎は、漁業が盛んな伊勢湾での漁具の需要を当て込み、漁網の製造と販売をおこなう「平田漁網商店」を創業しました。そして工業化の時代を迎えた20世紀初頭には、ドイツ式やフランス式の網機をいち早く導入し、漁網の大量生産を開始します。日本国内だけではなく、ロシア、オーストラリア、カナダ、フィリピン、デンマークなど世界各国とビジネスをし、日本最大の生産高を誇る漁網メーカー「平田紡績」へと成長を遂げました。
Juan:1949年には東京証券取引所だけでなく、大阪証券取引所と名古屋証券取引上にも上場を果たし、その成長スピードは凄まじいものがありますね。
宗雪:はい。100年企業になっても、その勢いは衰えることはなく、アフリカのケニアなど海外にも生産拠点を置き、漁網を生産・販売する繊維業の総合企業となりました。時代の変化にも非常に敏感で、日本の漁業の低迷を見込んで、不動産業・食品事業・製造販売業など、新しい事業に次々と参入しました。
Juan:2001年には投資事業にも参入し、上場企業向け財務支援、事業再生支援などを開始。2005年には本社を東京都港区赤坂に移転し、投資銀行事業として展開を加速したと。
宗雪:企業買収・上場企業へ出資、IPO投資など展開しながら2006年には社名を「Oakキャピタル株式会社」に改称し、独立系投資銀行として本格的に上場企業のエクイティファイナンス引受等による資金調達のサポートや、企業の成長戦略に伴うM&Aなど事業戦略の支援や助言を行い、商業銀行が出来ないリスク投資を行いました。
目指すのは価値を統合し成長させていく
連邦制グループ企業

グループ経理財務室
Juan:3期連続赤字という苦境から脱却するために、2021年6月に稲葉さんが経営を引き継ぎ、投資銀行業から「価値共創事業」へ経営体制に移行し今に至ります。
宗雪:その経営戦略の軸となるのが「価値共創企業 ~つなぐ。一緒に創る。 ~」と銘打ったコーポレートスローガンです。“競争”による成長が限界を迎えていることは明らかです。私たちは、事業会社とグループ全体の「価値」を「共」に「創」り上げていくことで、グループ全体の企業価値を向上し収益拡大を目指しています。例えば、UOHが資金調達と企業価値向上支援を行う上場会社の新規事業推進に、ジークスの知見を活用して関係者全員がwin-win-winになることを目指すような取り組みも始まっています。特に2023年10月の社名変更後は旧OakキャピタルグループとUNIVAキャピタルグループが一つのUNIVAグループとして交流・協業する機会が一層増えたため、UOHのNAKAMAたちの意識も随分変わったのではないでしょうか。UNIVAキャピタルグループ幹部がUOHグループ事業会社の取締役を兼務したり、UOHグループ経営会議等の戦略的な会議に出席するようになり、益々UNIVAグループ内の価値共創の機会が増えてくると思います。
Juan:具体的にどのような事業を展開しているのでしょうか。
宗雪:UOHは金融事業、ビューティー&ヘルスケア事業、クリーンエネルギー事業などの9つの事業を行う事業会社を保有しています。
Juan:それぞれの事業についても詳しく教えていただけますか?

宗雪:金融事業はスターリンク証券がUOHと連携しながら上場会社向けエクイティファイナンス引受け、M&A仲介、ファンド関連業務を行っています。ビューティー&ヘルスケア事業はUNIVA Fusionが「コンブチャクレンズⓇ」に代表される美容・健康商品の企画・販売を行っています。クリーンエネルギー事業を行うノースエナジーは太陽光発電設備の設置と販売が主な事業です。発電した電気は以前は電力会社に定額料金で買い取られていましたが、最近では自家消費されたり、新電力会社を通じて需要家に販売されており、設置した企業や個人宅の電気代削減とともに、脱炭素社会の推進に貢献しています。今後は太陽光に限らず様々な再生可能エネルギーに挑戦してカーボンフリーな社会の実現に貢献していきます。
Juan:UOHにはどんな部署があるんですか?
宗雪:グループの経営戦略の執行方針の策定、推進する経営戦略室。共創事業の推進、新規投資案件の開拓、会社買収、投資先の管理等をするグループ事業統括室。グループ各社の会計・税務・財務全般に関わるグループ経理財務室。UOHグループ各社の人事・法務・総務全般に関わるグループ人事法務室。グループ各社の広報・IR全般に関わるグループIR・PR室。そして、グループ各社の内部統制の整備・運用に関わるグループ内部監査室があります。2023年12月1日時点で98名の社員(アルバイト・臨時雇用者・派遣社員を含まず)が働いています。
UOHの未来

グループ人事法務室
Juan:現在の連結売上規模と中期経営目標についても教えてください。
宗雪:現在、9つの事業会社の連結売上高は50億円から70億円です。そして、中長期的には、過去最高実績を上回る「25・2・60」(ニーゴー・ニー・ロクゼロ)を掲げています。これは3つの経営指標において、それぞれのゴールを設定したもので、連結売上高 250億円、 連結純利益 20億円、 時価総額 600億円です。
Juan:かなり大きな目標ですね。
宗雪:はい、実現までは、決して平坦ではありません。でも、各事業会社を現場レベルから支援し、ヒューマン・ナレッジ・ファイナンシャルという3つのキャピタルを高め、グループ企業間はもとより、グループ外企業との連携も積極的に推進し、それぞれの企業メリットである「Win」の連鎖を生み出し『価値共創』を実現できれば「25・2・60」を達成できると信じています。
Juan:まさに『Unite the Values』の理念の体現ですね。UOHの挑戦を楽しみにしています!宗雪さん、この度は貴重なお話をありがとうございました。
UOHの歴史、グループの体制・状況、中期計画とても理解が深まりました。
毎月の向け雪さんからの助言『Unite the Values』、感謝致します。